
オンラインの母親学級も週に2回、1回2時間とペースアップして続いています。
みなさん私よりも予定日が近いので10月からはメールグループでも出産報告が相次ぎベビーラッシュになる予定です。どうも私が最終走者のようで…今からとてもドキドキしています。

先週は第5回“授乳について”、第6回“妊娠の心構えと家族関係の構築について”といったテーマで2回分が進みました。第5回の授乳については母乳が分泌されるメカニズムや授乳についての既存知識の共有とディスカッション、という感じで専門知識が多めでした。(ホルモンやおっぱいの組織の専門用語を調べながらついていくのが大変でした(^^;))
第6回ではいつもの助産師さんの他、臨床心理士さんや参加者のご主人を交えて話すというコミュニケーションが中心の内容でとても印象的だったのでシェアします。
①“あなたの妊娠”を言葉にする

コースの冒頭に臨床心理士さんが参加者に15枚ほどのイラストや写真を見せ、直感的に好きなものを選ぶようにと指示しました。イラストは家族が手をつないでいるもの、赤ちゃんの写真、涙、重なる手と手、など様々です。選んだ一枚にタイトルをつけて自分(達)の妊娠と重ね合わせてコメントをしていく、といったワークでした。
このコースで心地いいと思うのが参加者のみなさんが率直で、かつ素直に自分の気持ちを言語化するところです。偶然のことですが参加者の中には学校の先生や保育士、図書館司書と教育関係の人が多く私にとってもお互いに通じ合えるものがありとても居心地のいい環境だと感じています。
私は手紙が入ったボトルが浜辺に流れ着いた写真を選びました。
タイトルはシンプルに「手紙」としました。
自分の妊娠について、指名されてとっさに出た言葉は
“赤ちゃんを授かったことは本当に大きな喜びだった!一方で戸惑いもある。言語、性別、将来の国籍、学び取る文化も全く異なる我が子と一体どうやって関わっていくんだろう。”
自分でも自分の発言にはっとしました。
自分の中ではこれからはじまる未知の生活をこのように捉えているのか、と気づきの機会となりました。
②家族関係はどのように構築されていくのか

臨床心理士さんから参加者へ“家族関係はどのように作られるのか”という問いかけがありました。みなさんの答えは“親から受けついだもの”、“本能”など様々でした。
これから赤ちゃんを家庭に迎えて“親”という役割が生まれていくことをどう捉えていくか意見交換が行われ、中には第2子、第3子が生まれて家族関係が変わっていくことへの不安を打ち明ける人もいました。
私も含め、多くの参加者が身構え、教義的になる中で臨床心理士さんは“24時間、365日、100%親としての役割で動かなくてもいい。完ぺきになる必要もないし子ども自身が家庭という社会に適応していく力もある。”とアドバイスをしました。
今回このような形で今後の生活を想像する機会があったことはとてもよかったと思います。
産後にいきなり家庭全体で大きな環境変化を迎え、何もわからずに新生活がスタートするよりも家族間や参加者同士でイメージが共有できた事は大きな心の準備となりました。
③夫の気持ち

臨床心理士を交えての今回のレクチャーは以前から予告が行われていて“みなさんご主人も参加してもらって!1日くらいお休みがとれるでしょう?”と助産師さんから参加者へ夫の同席が強く勧められていました。
仕事の合間に職場のパソコンから参加するご主人や、画面の外側でカメラには映らずにひっそり参加するご主人、お休みモードでおやつと共にソファーでリラックスしながら参加するご主人などが見られました(笑)。みなさん距離感は様々でしたが思った以上にコースに関心を持っている人がいるのだなという印象でした。
臨床心理士さんが“ご主人たちはこれからの生活をどう思っているの?”と質問した際に
なんと私の夫が“きっとカオスが待っている”と切り出しました。
“自分たちはこれまで二人の生活を築いてきた。これからの時間の使い方も変わってくるだろうし、きっとこれから大きな変化が待っているだろう”と話し出すと他の参加者のご主人たちも発言し始め夫に同意していました。みなさんの発言の中には“責任”という言葉が出てくるなど、これからお産を控える妊婦の私たちとは別に社会的な意味合いでの新たな変化を感じ取っているようでした。
また夫が“大事なことは横のつながりを持ち続けることだ。家族の関係は一日では出来上がらないし自分たちが抱えている不安や問題は他のみんなだって抱えていることだと思う。
メールグループでも問題共有ができるし、何かあったときには保健所のサポートがあるし、個人だけ、家庭だけで孤立しないというのもポイントなのではないか”と話しました。
これは私の想像ですが、一般的に男性は(あるいは私の夫は)社会的な立場から女性よりも誰かの力を借りて解決策を得る、という手段を取りにくいのかもしれません。しかし子育てや家族関係という局面では多視点的な手段をとったほうがいい、と提案したかったのではないかなと思います。
男性側、女性側、それぞれ異なる視点でそれぞれの十月十日(とつきとおか)を過ごしているのだな、と感じました。
おわりに

第6回のレクチャーはコミュニケーション重視のとても充実した回でした。
プロのサポートを通して自分自身や家族が感じ取っている変化にも気がつくことができたのでそこからまた新たな心の準備ができそうです。残り少ない時間をなるべくリラックスして穏やかに過ごしたいなと思います。