
休日の朝、夫が朝ごはんのブリオッシュ(クロワッサン)を買いに行くと言うのでお昼のパンもお願いしたところ、焼きたてのクラシックバゲットを買ってきたので急遽サンドイッチを作ってピクニックへ行くことにしました。

家から車でしばらく行ったところに戦争の慰霊塔がありその周辺は公園になっています。観光客も比較的少なくゆっくり過ごせそうなので以前から“一度は来たいね”と話していたのでした。

公園に先客もなく木陰のベンチでお昼ごはんを食べました。
普段は仕事の合間に急いで昼ご飯を済ませる夫もこの日は自然の中でのランチにうれしそうでした。家にいつもあるもので急に作ったサンドイッチでも、外で食べるとよりおいしく感じます。
夏も終わりに近づき暑さが和らいできたので外で過ごすのも楽しくなってきました。

公園のそばには戦没者の慰霊のための教会がありました。

きれいな建物で少し見学をしてから帰ろうと中へ入ると…腰を抜かしました…。
中はただの教会ではなく、身元のわからない犠牲者たちの遺骨が祀られていたのです。

1856年に勃発したこの戦争は、あまりの悲惨さから赤十字の発足のきっかけになったとも言われています。
しかし、埋葬はしなくてもいいのでしょうか。
敬意と弔意をもって少しだけ写真を撮らせてもらいました。

私たちの住む街は現在、有名な観光地でリゾートホテルやセカンドハウスが立ち並びます。
休日にはたくさんの人でにぎわい、バカンツァ(バカンス)には国内外から更にたくさんの観光客が訪れます。
そんな表の面の他にここが長い間激戦地であったことがこうした教会からうかがえます。
ローマ時代からの景勝地であり、温暖な気候の土地や豊かな水源を巡って長い間国内外の様々な国がここでの戦争に加勢してきました。イタリアは元来別の国々が集まってできた共和国である、というのも戦争遺産から学ぶことができます。