多言語家庭のご家族で、生活の中で日本語を使う割合はそれぞれかと思います。
今日は教材や指導者に頼らずにご家庭で楽しみながら日本語に触れ、学習に取り組める方法をご紹介します。

①しりとり

しりとりは「ん」以外の言葉を順番につなげて挙げていく、という単純なゲームですが豊かな語彙がないと意外と続かないものです。他の人が挙げた言葉が知らない語彙のときは学習のとてもいい機会になりますし、何よりゲーム感覚で継続できるのが楽しいところです。
私自身も家族や友人に付き合ってもらい何度かイタリア語でしりとりに挑戦したことがあります。やってみると特定のアルファベットの語彙は手札が少ないこと、どの分野の語彙が自分には不足しているかなど様々な気づきが得られます。ネイティヴの言葉のチョイスを知ることも今後の勉強にも非常に役に立ちました。
レストランでの待ち時間や車での移動中など、ぜひご家族やご友人としりとりで楽しんでみてください。
②テーマ別言葉あつめ

例)テーマ:やさい にんじん→たまねぎ→じゃがいも…
と、設定したテーマに合う語彙をひとりひとり順番に挙げていきます。
食べ物や家にあるものなど身近なテーマを設けることで特定の分野の語彙を広げていく機会となります。また、やり取りを通して「話す力」、「聞く力」のいずれも伸ばすことができるのもメリットです。
取り組みのポイントは同じテーマを何度も扱って積み上げを意識することです。「前に覚えたけど、あれは何だっけ?」という経験を繰り返し、思い出して言えた時には達成感も得られます。
③言葉集め+文づくり

テーマ別言葉集めで覚えた語彙を今度は文にして運用してみる遊びです。
例)テーマ:やさい にんじんを買う→たまねぎを切る→じゃがいもの皮をむく …
と、学んだ語を文へとつなげていきます。会話では抜けがちな「が」や「を」などの助詞と動詞をペアで捉えることもポイントです。文づくりによって動詞の語彙の幅も広げ、フレーズとして運用できるようになるのを目標に繰り返し行うのがおすすめです。
言葉集め、文づくりは余裕があれば紙に書き出していくと「話す力」、「聞く力」に加えて家庭ではなかなか身につかない「読む力」も伸ばしていくことができる上、3つの言葉の技能に頼って学習を進めることで非常に覚えやすくなります。
おわりに

自発性を持って日本語学習を継続するためには学習者本人が楽しみややりがいを見出すことが最も大切なことだと思います。日本語のゲームが家庭で楽しく日本語に触れる機会づくりのお役に立てれば幸いです。