ぶどう棚のあるオステリアへ

Miwako

夏休み中のことです。私たちの住む街はヨーロッパでは有名な観光地でオンシーズンの今は観光客であふれかえっています。今年はコロナウイルスの影響もあり人出が少なくなるかと思いきやドイツやフランス、スイスなど近隣の国からの観光客は例年と変わらず押し寄せています。

外食には地元住民が集まる郊外のお店の方がリラックスできるので以前から気になっていたオステリアへランチに行きました。ここは地元住民が夏場の渋滞を避けて裏道として使う狭い道路沿いにお店があります。お店の建物にはぶどう棚があり既にぶどうが実り始めていました。通された席からもぶどう棚が眺められてイタリアらしさを感じます。

家族経営のお店らしくコロナウイルスへの衛生的な配慮もあってかメニューがなく、店員さんが教えてくれるその日のおすすめから選びます。息子さんらしき人が「ムール貝のパスタ」と言っていたので注文するとマンマによって運ばれてきたのは「あさりのパスタ」でした(笑)

プリモはあさりとトマト、ニンニクとイタリアンパセリのパスタを半分こ。ニンニクとあさりのソースがとてもおいしく元気がでました。

日曜日のお昼だったので食事をしているうちに教会帰りの家族連れや友人同士がどんどん来店して席が埋まっていきました。

みなさん前菜はお肉のタルタル(生のお肉をたたきにしたもの)を注文していたのできっとおいしいのでしょう。私たちも気にはなっていましたが妊娠中で生ものを控えているので残念ながら注文できませんでした。

付け合わせのズッキーニ。多くのお店では縦に細切りにしてグリルしたものを見かけますがここのは小さく輪切りにしたものでした。

家族や気心知れた友人たちでよく飲みよく話し、店内もとてもにぎやかでした。お店のマンマもみんなと知り合いらしく、お客さん全員と世間話に立ち止まります。私たちとも言葉を交わすうちに次第に親切に接してくれるようになりました。

セコンドのお肉は骨やふちを切り取ると意外と完食できるボリュームになりました。夫のは馬肉のステーキ。

食事の後は少しドライブをしてぶどう畑の中を車で走りました。この時期はぶどうが熟す不思議な香りが漂います。ワイン用のぶどうの香りは生で食べるぶどうの香りとはまったくちがうのでぶどうとはわからずに毎年夫に「このにおいは何?」と聞いてしまいます。

シリアル味と店員さんおすすめのロシェという味を選んでみました。中には本当にフェッレロ・ロシェ(イタリアのチョコレート)がごろっとそのまま入っていて驚きました。夫はラムレーズンとブラックベリー味。

デザートは農家が経営するアグリジェラテリアに停まってジェラートを食べました。丘を上がってくる涼しい風を満喫していると、夫が「この風は、間もなく嵐が来るよ。」と知らせてくれたので早めに車へ戻りました。だんだん雲行きが怪しくなりちょうど帰宅したころに雷鳴が響き渡り、いいタイミングで帰ってくることができました。