イタリア 読み聞かせの本選びのヒント

Miwako

母親学級で紹介されたお腹の赤ちゃんへの読み聞かせイベントへ行ってきました。このイベントは保健所と地元の公共図書館の共同プログラムで、本と子供の成長との関わりを図書館司書と助産師が主体となって参加者へレクチャーするというものでした。

60年以上前、この図書館の建物は小学校で義父が通っていたそうです。

今回、イタリアの家庭教育や読み聞かせのアイディアについて初めて知ることができたのでとてもいい時間を過ごすことができました。レクチャーの内容は言語教育とリンクするところも多く、深く共感できるポイントがたくさんあって素晴らしい勉強の機会となりました。

幼少期の義父はきっと今と変わらず温厚な少年だったことでしょう。

このイベントで学んだ子供のための本選びのヒントをご紹介します。

①子どもが参加できる本

本の読み聞かせを通じて家族と乳幼児の愛着関係を築き、後の子供の社会参加をより充実したものにするという話を聞きました。言語を発話する前の乳幼児には視覚的な刺激のある白黒のコントラストのはっきりとした本やカラフルな本、実際にページに手で触れて楽しめるような仕掛け絵本がいいのだそうです。

子供がページに触れることでストーリーが展開するような本の紹介もありました。

乳幼児には読み聞かせという行為に子供自身が能動的に参加できるように様々な知覚にうったえる本がおすすめされていました。

②オノマトペ(擬音語・擬態語)を用いた本

言語習得には周りの話す言葉を模倣することが大きな助けとなります。
オノマトペをたくさん用いた本を読むことで言葉のトーンを捉え実際に真似することが言葉の発達の手助けになるそうです。

司書の方が写真を撮らせてくれました(*^_^*)

先日の読み聞かせのメリットについての慣用表現を学ぶ、という点とも類似していてとてもおもしろいと思いました。


イベントではオノマトペの本の他に韻を踏んだリズム感に溢れるストーリーの本が紹介され、私もイタリア語の勉強になりそうでした。

③感情的な追体験ができる本

子供の心が育つには自然や動植物など様々な物事に触れる”実体験”も大切ですが読書を通じて感情的な“追体験“をすることで怒りや悲しみ、共感や批判的精神を育てることができるのだと聞きました。

実際に紹介された本の中には森の中で熊の巣穴に迷い込んでしまうストーリーや自身の不安や悲しみがキャラクターとして現れて客観視していくようなストーリーがあり大人もドキドキしたり深く考えさせられたりするような内容でした。

おわりに

子供への読み聞かせのための本選びはその子が喜んで最も興味を示すものが一番ではないかな、と思います。本をツールとして愛情を持って一緒に過ごす時間が何より大切なのだと感じました。

プレゼントのための本など目的を持って本を選ぶときにはこのヒントが役に立つかもしれません。